【体験談】ICLを抜去してレンズを交換する再手術をした話

【体験談】ICLを抜去してレンズを交換する再手術をした話 視力回復・ICL

子育て中、眼鏡やコンタクトが煩わしい!そう思い、30代でにICL(眼内コンタクトレンズ)の手術を受けました。が、度数が合わなかった事による体調不良が治らず、レンズを抜去し、別のレンズに交換しました。手術後の不調や、レンズ交換の為の再手術のリスクなどの体験談です。

手術自体は無事成功

見え方に違和感

ICLの手術を受けた当日は、まだなんとなくぼやけて見えていましたが、特に目立った不調などもなく過ごせていました。術後翌日検診では、両目共1.5。目の傷も綺麗とのことでした。

術後2日目頃になるととにかく視界がクリアに、遠くの物も裸眼でくっきり見えるようになり、ただただ感動した事を覚えています。
しかし、遠くの物はくっきり見える反面、スマホやPC、近くにいる人の顔などを見ると、目が疲れてしまい、気持ち悪くなってしまうようになりました。

ICLの手術2日目以降に出た症状
・近くに視点を合わせると気持ち悪くなるので、人と目を合わせて話す事が出来ない。
・夜の外出で光に酔ってしまう。
・スマートフォンなどを見ると目の奥が痛い。疲れる。

上記のような症状が出て、船酔いのような気持ち悪さ、吐き気、食欲不振は2週間程度続きました。

2週間程度経過すると、船酔いのような気持ち悪さや吐き気は治まりましたが、眼精疲労は全く慣れる事なく、日に日に症状が強くなり、目の奥の痛みや、こめかみや頬がしびれるような痛み、首に寝違えたような痛みが出てきてしまいました。当時は、目を閉じて横になっているときだけが心休まる時でした。遠くを見ているときは辛くないので、家にこもっているよりも、外出しているときの方が精神的に楽でした。

クリニックで医師に相談すると、症状が辛いときは遠視眼鏡(老眼鏡)をかけることを勧められました。以降、基本的に家では老眼鏡をかけて生活していました。医師からは、1ヵ月程度様子を見るべきとのことでした。

marimo
marimo

子どもの相手もロクに出来ず、、この1ヵ月間は本当につらかったです。

再手術の決定

その後、1回目の手術から1ヵ月が経過しました。吐き気などの気持ち悪さは治まってはいましたが、とにかく眼精疲労が強く、顔や首の痛みは中々治らず、PC作業などの時は老眼鏡を手放せない状態でした。その状況を医師に相談し、レンズを取り出し、度数を落としたレンズに入れ替える手術を再度行うことが決まりました。

再手術にもリスクがある

医師から言われた再手術のリスクは以下でした。

・再び感染症のリスクなどがある。
・行動制限なども再度守ってもらう必要がある。
・角膜内皮細胞数が再び減少する可能性もある。
・レンズを抜去する際に、物理的に水晶体に触れざるをえない。
・再び切開するので、乱視度数が上がる可能性がある。

marimo
marimo

レンズを入れる手術より、取り出す方が技術的に難しいそうです。

正直、リスクを聞いて悩みましたが、今の状態がとにかく辛かった事と、医師の手術の腕を信じて再手術を決めました。その日は再手術日を決めて帰宅し、手術日の数日前から、再び抗菌点眼や洗浄コットンで眼周りを使い、再手術の日を迎えました。

再手術当日

基本的な手順は手術1回目と同じでした。
違った点は、目を切開したあと、眼球を押されるような感覚があり(虹彩に固定していたレンズを外す為)、その後視界がぐにゃぐにゃとまがりました(この時にレンズを引っ張り出していたそうです)。
その後は、1回目の手術と同様でした。

2回目の手術の時は、既に手術内容を知っていたのと、現状のしんどさから解放されたいという思いから、恐怖というよりは無事に終わってくれ…!と祈る気持ちでいっぱいでした。
手術時間は片目15分、合計30分程度でした。

手術後は前回と同じよう、暗い部屋で30分程度休んだ後、眼圧などの検査を行い帰宅しました。

翌日の手術検診では、視力は1.2と1.0。傷や水晶体も綺麗であるとの事でした。
角膜内皮細胞数は、術後1ヵ月経過しないと、数が安定していない為測れないらしく、この日は計測しませんでした。

再手術後の体調

再手術当日・翌日は、まだ目のぼやけるような感じはありましたが、その後は少しずつくっきり物が見えるようになってきました。
1回目の手術後にあったような「気持ち悪さ・吐き気」などの症状は無く、そこまで遠くの物は見えなくなった感覚はありましたが、近くで人と目を合わせて話すのが気持ち悪くなくなり、とにかく嬉しかったです。
1回目の手術後の眼精疲労がひどすぎたので、再手術後も怖くてしばらくはPC作業やスマホを見るときは老眼鏡をつけてしまっていましたが、それも1週間程度でつけるのをやめ、そこまで目の疲れが出る事も無くなりました。(長時間作業の時でも今では眼精疲労予防のために弱めの老眼鏡をかけています)

再手術1ヵ月後検診

再手術1ヵ月検診の結果ですが、視力は両目1.2。乱視度数に変化なし。水晶体も綺麗、角膜内皮細胞数も大きな減少は無い、という結果でした。
水晶体に傷がついていたら…、角膜内皮細胞数が減って、将来白内障の手術ができなくなったら…と検診までの期間は不安でいっぱいでしたが、検査結果を聞いてとにかくホッとした事を覚えています。
再手術後、遠くがやはり見えづらくて物足りない…と少し思ったりもしていましたが、このころになると目が慣れたのか、違和感は全く無くなりました。
見え方も問題無く、私の場合再手術はとても納得いくものとなりました。

再手術をして思う事

正直に言うと私は「コンタクトレンズや眼鏡が面倒くさい」という程度の軽い気持ちでICLを受けました。
事前の説明でも、レンズを抜去し、入れ替える手術を行う可能性も説明されていましたが、その確率の低さから、まさか自分がそうなるなんて思ってもいませんでした。
最終的には、現在特に後遺症もなく、視力を得ることができましたが、体調不良になってしまった時は、あまりの辛さに毎日泣いて暮らしていました。安易な気持ちでICLを受けた事を後悔すらしていました。
再手術をしてみて本当良かったと思っているのは、信頼できる病院と医師の元でICLを受けていた事です。自分がつらいときに、親身に相談にのってくれるか、アフターケアをしてくれるか、再手術を任せられる医師かどうか、絶対に100%安全と言い切れない手術だからこそ、病院選びは自分が納得した場所を選んで良かったと思っています。

ICL自体は、視力が悪くて日常生活に不便さを感じている人にとっては素晴らしいものだと思っています。実際に今、私は裸眼で生活できていて、とても快適な毎日を送っています。
しかし、開眼手術ですのでリスクはあります。
ICLに対する不安や、分からない事は、知識を持った医師に聞いて、しっかりと理解納得した上でICLを受ける事をおすすめします。
先進会眼科 新宿近視クリニック 品川近視クリニックなど、病院によってはICLの適応検査が無料だったり、無料説明会を実施している病院があります。

サピアタワーアイクリニック東京は、ICL認定医の中でも、エキスパートインストラクターまたはインストラクターの先生が4人いて、執刀医の指名が出来るようです。
ICLを受けるか決めかねている方でも適応検査は出来ます。また、病院によってICLの適応条件(受けられる人)は異なったりする事もあるようです。まずは実際に病院に行ってみる事をおすすめします。


この記事を書いた人
marimo

ゆっくり生きたいアラサー主婦です。
パンを食べながら10kg痩せた産後ダイエットの事や、抜去し再手術する事になったICLの事など書いてます。

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