私の息子は現在4歳。幼稚園の年少です。
幼稚園に通って、夏休み前の個人面談で先生から発達相談を勧められました。
発達相談を受けるまでのこと
幼稚園の面談で発達の事を指摘された時、私は正直「まさか息子が…」という気持ちでいっぱいでした。息子は発語が2歳まで無く、確かに遅かったのですが、1歳半検診や3歳児検診でも「意思の疎通は出来ているし、問題ない」と言われていましたし、いわゆる多動や癇癪、目が合わないなどの様子は見られず、むしろ大人しく控えめな性格でした。
それからはとにかく毎日発達凸凹について検索しては、息子の性格と照らし合わせる毎日でした。
クレーン、オウム返し、不安が強い、数字や形にこだわりがある、同年代のお友達と遊ばない、、調べれば調べる程出てくる自閉症スペクトラムの特徴と重なる息子の特徴に、ただただ不安だけを募らせていました。
発達相談の申し込みから初診の予約まで
夫と家族会議をし、「もし発達に問題がある場合、療育は早いうちに受けさせるべき」と意見が合致したので、翌日、区の発達相談ができる療育センターに電話をかけ、約2週間後にソーシャルワーカーさんとの面談の予約を取りました。
ソーシャルワーカーさんとの面談では、息子の様子、日々の困りごとなど、気になることを話しました。また、診察や検査を希望する場合、初診は約4か月後になることを聞きました。
初診までの間に、心理士さんとの個別相談や、発達が不安な子と親で集まって遊びながら相談や情報共有する会への参加などいくつかご提案をいただきました。心理士さんとの個別相談を申し込んだところ、予約は最短で2か月後でした。
療育を受けるためにやった事
私の住む区では、発達相談の初診・検査の申し込みが前提ではありますが、療育が必要だと判断される場合、診断前でも受給者証を取得可能でした。
検査結果を待っていたら、療育を受けるまでに半年以上かかってしまうので、区のこども家庭支援課に連絡したところ、通っている幼稚園や担当のソーシャルワーカーさんに『通所が必要と判断されるか』確認を行い、必要と判断された場合受給者証の発行が可能とのことでした。
その後、『通所が必要』と判断され、こども家庭支援課で一度面談を行い、受給者証を取得しました。
こども家庭支援課に連絡してから受給者証取得までには約2か月かかりました。
発行までの間に、事業所の見学・体験を行い、受給者証の取得と同時に週1で療育がスタートしました。
診察、検査、結果までの流れ
ソーシャルワーカーさんへ連絡してから約4か月後、初診を行い、さらにその1ヵ月半語発達検査(田中ビネー知能検査)を行いました。初めての場所や母子分離が苦手で不安が強く出る息子でしたが、検査までに複数回療育センターに通っていた為、検査自体は普段通りの息子で行うことができました。
検査後は、心理士さんから検査自体の結果報告、さらにその後医師からの総合的な診断の場がありました。
幼稚園から発達相談を勧められてから、診断結果までは下記の期間がかかりました。
7/11 区の療育センターに発達相談の電話をする
7/28 ソーシャルワーカーさんとの面談
7/29 こども家庭支援課に受給者証の問い合わせ
8月 こども家庭支援課との面談
9/1 受給者証の取得・療育へ通いだす
9/2 心理士さんとの個別相談
10/26 初診
12/7 発達検査
12/20 検査結果
2/15 医師からの診断結果
発達相談はとにかく時間がかかる、と聞いてはいたものの、やはり動き出してから半年以上かかりました。医師からは、今後も療育を続けるべきと話がありました。
現在の息子
幼稚園から発達相談を勧められてから、とにかく色々な経験をさせようと思い、短期の習い事や旅行など、様々な場所に連れて行きました。同時期に療育に通い始め、息子の「初めての場所や環境への不安」も不安ではあるものの、気持ちを切り替える事ができるようになってきました。
発達相談を振り返って
正直、幼稚園の先生から発達相談を勧められた時は、本当にショックで落ち込みました。
ただ、あの時に指摘してもらえてなかったら、療育へ通う機会も失っていたかもしれないと思うと、今は感謝の気持ちでいっぱいです。
発達相談をすることは勇気が入ります。
発達検査をすることによって、息子を「発達に問題がある子ども」にしてしまうかもしれない、と考えた事もありました。でも、診断結果が出ても息子が息子であることには変わりなく、早期療育につなげられた結果、息子のストレスや生きづらさが少しでも緩和され、二次障害を防げるかもしれない。
今は、あの時動いて本当によかったと感じています。
発達相談、療育関係は本当に混みあっていて、繋がるまで本当に時間がかかります。
子どもの発達で不安があったら、とにかく早めに動く事がおすすめです。
また、お住まいの地域によって支援の条件等は異なりますので、まずは問い合わせてみてください。
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